月日の流れ
こんにちは、紬です。
紬が法人化したのが平成30年の5月。
翌年には、元号が変わっていました。
消費税の増税やワールドカップ、日に日に近づく東京オリンピック。そんな大きな動きもさることながら、取引していた業者さんも事業規模を拡大されたり、新しい職人さんを育てられたり、家電製品に新機能がどんどん増えたり(お引渡し時に見る洗濯機やエアコンは特に!)、めまぐるしく物事は流れていっています。
効率化を求めると、そうした物事の流れに乗って隙のない毎日を送ることになるのかと思いますが、紬の考え方はちょっと違います。
紬は、「たゆたう」という言葉を大切にしていて、このホームページを含め、印刷物など手に触れられるものにも時折出てきます。辞書的には
物がゆらゆら動いて定まらない。ただよう。
「波間に―・う小舟」
大辞林 最新改訂第四版
と、なっていてまさにその通り。
伝統と革新、ロジックとセンス、使いやすさと使いにくさ、紬らしさとお客様の好み、図面と現場、今日と明日、青空と星空、そんないろんなシーンでどちらかにかたよることなく、良い意味でたゆたうこと。それが紬のスタンスであり譲れない部分です。
良い意味でたゆたうこと。実際はとてもむずかしいことですが、ここをブレずにいると迷いが出ません。つまり、向こう三年間真っ赤な外観の家を建ててくれ。それがインバウンドの不動産購入につながって、利益を約束するから、と言われても紬は丁寧にお断りします。それは、たゆたっていないからです。
これから会社に新しいパートナーが増えても、紬が紬らしくあるために、この部分は大切にしていきたいと考えています。
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